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2019.1.16

YOUの「やってみたい」を叶えます!

台湾国際交流異文化
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  • INTERVIW

    北稜高校3年

    すもも

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    北稜高校3年

    ひな

電車通学って青春っぽくないですか。
私たちは毎日、富士山を眺めながら、電車で学校まで通ってます。

駅で電車を待っていると、大きいなキャリーバックを引いた外国人観光客の方にたくさん会います。
私たちにとっては当たり前の富士山がこんなに注目されて少し不思議な気持ちです。
そんな毎日から始まった私たちの企画。
多くの外国人を見かけることから、富士吉田に来て、富士吉田に住んでいる外国人の方は何をしに来ていて、どんな思いを持っているのか、調査をはじめました!

まず、どんな外国人の方がいるかわからなかったので、富士吉田市役所の国際交流担当員のユミ・マトソンさんのもとへ行きました。ユミさんは、コロラドの出身で姉妹都市である富士吉田に国際交流親善の発展のために英会話教室の実施や、通訳、翻訳などを仕事としています。

ユミさんは、仕事柄、富士吉田在住の外国人の方々をご存知なので、富士吉田で自国の台湾文化を伝えたいという思いを持っている台湾系アメリカ人のジーンさんを紹介してもらいました。


ジーンは中学校のALTの先生として富士吉田に4年前に来ました。

そんな、ジーンさんは母国の台湾料理を振る舞いたいという夢を持っていました。

料理を通じた文化交流としてせっかくいる富士吉田の人たちに台湾の食文化に触れてもらいたいというものでした。

わたしたちはジーンさんの夢を一緒叶えるために、下吉田新世界乾杯通りで毎週水曜に開催されている『げんき食堂』の場を借りて、台湾料理の回を実施することになりました。


料理の準備や作る手順、コミュニケーション、豆知識など、すべて明るく優しい英語で、ジーンさんとコミュニケーションをとりながら、実現に向けて準備を進めました。

実際に自分たちで料理を振る舞い食べてもらっている中で、台湾の食文化の豊かさや、料理の楽しさを感じることができたと思います。
そして、食べている人の笑顔を見て、もっと色々な外国人の方が、日本に来て、やってみたいこと、トライしていることの現場に立ち会いたいと思うことができました。

この企画を通し、今まで私たちが持っていた外国人への概念とは違う、距離を感じず、楽しく過ごせ、自分を構える必要もなくさらけ出すことができることを感じました。今回1人の夢を叶えた私たちはこれからももっとたくさんの外国人と出会い、たくさんの夢を一緒に叶えていきたい、そして人と人の関わりに国は関係ないと伝えていきたいと思います。